いわゆる一つの萌え要素の為の場所
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一人取り残された。とりあえずカウンターに向かう。
「連れがごろつきに絡まれてるのにこんなとこで酒なんか飲んでていいのか?」
カウンターに座っている戦士風の男が言う。
その隣に座る。
「まあいいんだ。お呼びでないようだからな。来るなって言われてたのさ」
言われたといっても目で、だが。
「それを言うなら女の子が絡まれてて助けないあんたもどうかと思うけどな」
「それはだな・・・・・・俺も同じなんだよ」
ほう。
「止めに入ろうとしたらあの、どうのつるぎ下げてるほうが目で制止したんだよ」
あの時カウンターを見てたのはそういうことだったか。邪魔立てするな、そういう目で見たんだろう。
「そういやお前の連れはもう一人いなかったか?若い女だったと思うが」
「ああ、あいつ、瑠奈っていうんだが・・・・・・あいつなら先に出ていったよ」
「先に?」
「ああ、殴って全員の注目が髪の長いほう・・・璃緒っていうんだが、あいつに集まった時にな。こそっと店から抜け出してたんだ」
「今の話聞いてると、彼女らは単に逃げたわけじゃないのかい?」
カウンターの中にいる女性が割り込んだ。
「はい、まあそうです。店の中で騒ぎを起こすのも悪いですからね。ぼくはその辺の事情を説明するためにおいてかれたようなもんです」
「あの子たち大丈夫なのかい?」
「勝てなければ戦わないですよ。今頃殺さない程度にシメてるんだと思います」
「そう・・・・・・ならいいんだけど・・・」
少し言いにくそうにしている。
「その、さっきの三人。まだお金もらってないのよ。揉め事を店内でしないって配慮は嬉しいんだけど・・・食い逃げされたようなもんだから・・・・・・」
そうか、飲み食いしてタダで店を出られては困るのは当然だな。だけど・・・
「それなら心配ない」
男は言うなりテーブルにいた銀髪の男のほうを見て、
「お前が会計するついでに払ってやればいい」
こいつ何言いだすんだ。
「ちっ・・・わかったよ。ルイーダさんいくら?」
こいつも何言ってるんだ。そこは怒るとこだろう。
「うちはお金さえ払ってくれれば誰でもいいからねぇ。でも、あんたいいのかい?」
「いいんだよ。きっちり払ってやるよ。ついでにおれが食った分も会計してくれ」
そういってお金を払って出て行く。気前がいいやつだ。お金持ちなんだろうか。
「なんだったんだ?あいつも素直にお金払うし・・・あいつはあんたの連れか?」
「いやそうじゃねえよ」
「だったらなんなんだ?」
「あいつはな、盗賊なんだよ。お前の連れが隙を見て店から出たように、あいつはあいつで仕事をしていたのさ」
「な、なんだってー!?」
「あん?」
「いや、言ってみただけだ。そうか、あのお金はあの三人のお金か」
「ああ、だから俺が言ったときも素直に出したってわけだ。黙って見逃してもらえるんだからな」
「そうだったのか。・・・ああ、自己紹介がまだだったな。おれは緑崩。よろしく。二人は帰ってきたら紹介するよ」
「緑崩か、変わった名前だな。俺はカイ。こちらこそよろしくな」
といって右手をを差し出す。こちらも右手を出して握手をした。
「連れがごろつきに絡まれてるのにこんなとこで酒なんか飲んでていいのか?」
カウンターに座っている戦士風の男が言う。
その隣に座る。
「まあいいんだ。お呼びでないようだからな。来るなって言われてたのさ」
言われたといっても目で、だが。
「それを言うなら女の子が絡まれてて助けないあんたもどうかと思うけどな」
「それはだな・・・・・・俺も同じなんだよ」
ほう。
「止めに入ろうとしたらあの、どうのつるぎ下げてるほうが目で制止したんだよ」
あの時カウンターを見てたのはそういうことだったか。邪魔立てするな、そういう目で見たんだろう。
「そういやお前の連れはもう一人いなかったか?若い女だったと思うが」
「ああ、あいつ、瑠奈っていうんだが・・・・・・あいつなら先に出ていったよ」
「先に?」
「ああ、殴って全員の注目が髪の長いほう・・・璃緒っていうんだが、あいつに集まった時にな。こそっと店から抜け出してたんだ」
「今の話聞いてると、彼女らは単に逃げたわけじゃないのかい?」
カウンターの中にいる女性が割り込んだ。
「はい、まあそうです。店の中で騒ぎを起こすのも悪いですからね。ぼくはその辺の事情を説明するためにおいてかれたようなもんです」
「あの子たち大丈夫なのかい?」
「勝てなければ戦わないですよ。今頃殺さない程度にシメてるんだと思います」
「そう・・・・・・ならいいんだけど・・・」
少し言いにくそうにしている。
「その、さっきの三人。まだお金もらってないのよ。揉め事を店内でしないって配慮は嬉しいんだけど・・・食い逃げされたようなもんだから・・・・・・」
そうか、飲み食いしてタダで店を出られては困るのは当然だな。だけど・・・
「それなら心配ない」
男は言うなりテーブルにいた銀髪の男のほうを見て、
「お前が会計するついでに払ってやればいい」
こいつ何言いだすんだ。
「ちっ・・・わかったよ。ルイーダさんいくら?」
こいつも何言ってるんだ。そこは怒るとこだろう。
「うちはお金さえ払ってくれれば誰でもいいからねぇ。でも、あんたいいのかい?」
「いいんだよ。きっちり払ってやるよ。ついでにおれが食った分も会計してくれ」
そういってお金を払って出て行く。気前がいいやつだ。お金持ちなんだろうか。
「なんだったんだ?あいつも素直にお金払うし・・・あいつはあんたの連れか?」
「いやそうじゃねえよ」
「だったらなんなんだ?」
「あいつはな、盗賊なんだよ。お前の連れが隙を見て店から出たように、あいつはあいつで仕事をしていたのさ」
「な、なんだってー!?」
「あん?」
「いや、言ってみただけだ。そうか、あのお金はあの三人のお金か」
「ああ、だから俺が言ったときも素直に出したってわけだ。黙って見逃してもらえるんだからな」
「そうだったのか。・・・ああ、自己紹介がまだだったな。おれは緑崩。よろしく。二人は帰ってきたら紹介するよ」
「緑崩か、変わった名前だな。俺はカイ。こちらこそよろしくな」
といって右手をを差し出す。こちらも右手を出して握手をした。
いざ書くと長い長い・・・・・・ルイーダの酒場の話がやたらと長いなぁ。あ、前回瑠奈はどうした?って思ってもらえてたら成功だなぁw
ちなみにカイってのは特に元ネタがあるわけでもなくイメージ。夜間みゆきの刻の大地に同名の剣士が出てくるし、カイ=シデンとかも同じ名前だけど、全然関係ない。昔のゲームにカイだかガイだかってごっついおっさんがいた気がする。ごつい感じの名前としてカイが出てきたのはその辺が理由じゃないかしらん。
四人になったら会話が増えるんだから今まで以上に冗長になるんじゃないかと思えてきた。
次回は璃緒と瑠奈が酒場に戻ってくるところ。三人は今一緒に戦ってくれる冒険者を募集中だ。
ちなみにカイってのは特に元ネタがあるわけでもなくイメージ。夜間みゆきの刻の大地に同名の剣士が出てくるし、カイ=シデンとかも同じ名前だけど、全然関係ない。昔のゲームにカイだかガイだかってごっついおっさんがいた気がする。ごつい感じの名前としてカイが出てきたのはその辺が理由じゃないかしらん。
四人になったら会話が増えるんだから今まで以上に冗長になるんじゃないかと思えてきた。
次回は璃緒と瑠奈が酒場に戻ってくるところ。三人は今一緒に戦ってくれる冒険者を募集中だ。
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