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いわゆる一つの萌え要素の為の場所
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 武術大会について、カイが璃緒に大まかに説明をした。大会の内容・ルール、賞金や副賞などを簡潔に述べた。
 その最中に、同じように二人を探すために中心部である噴水までやってきた緑崩と瑠奈がやってきた。瑠奈がさまようよろいの被り物をつけていたが、璃緒もカイもツッコミをいれることは避けた。
 四人揃ったので、再びカイが武術大会について説明をした。
 「ふんふん、大会が五日後。優勝賞金3000Gは確かに魅力的だけど・・・」
 「お金を稼ぐなら闘技場のほうが効率的かも~」
 緑崩と瑠奈はそれほど乗り気ではなかった。二人共、一対一で戦闘ができるわけではない。僧侶である緑崩も魔法使いである瑠奈も、どちらも前線から一歩引いた後方での戦いしかできないのだ。加えて、対魔物の戦いと対人戦では勝手が全く違う。これからの旅にそれほど役立つとも思えないものを、わざわざそれをやる意義を二人は見出せなかった。
 しかし、璃緒は違った。
 「私は、出たほうがいいと思うんだけど。これから旅を続けていく上で、人との戦いが絶対にないとは言い切れないでしょ?山賊なんかも出るかもしれないし、それに・・・」
 「山賊?!」
 緑崩が声を上げた。山賊という言葉でピンと来たのだ。
 「山賊・・・というか盗賊とは戦わないといけない可能性があるっ・・・きんのかんむりをかけてカンダタと戦うイベントがある・・・っ」
 緑崩の言葉に、我が意を得たりと見た璃緒が言った。
 「それに加えて、これから情報を集めるなら人脈を広げておいたほうがいいじゃない。それには、この大会で結果を出す価値はあると思わない?」
 璃緒が言っているのは、この大会の副賞のことだ。ベスト4に入れば騎士の身分が認められ、優勝すれば王との謁見が認められる。この機会を利用して元の世界に帰る手がかりをつかめないかと、璃緒は考えていた。
 元々、璃緒はカンダタと戦うつもりはなかったが、緑崩を乗り気にさせるために敢えて反対はしなかった。
 「じゃあ、緑崩も出るか?」
 カイが尋ねた。これに緑崩が応えて、
 「よぅし、じゃあ出ようか。剣は刃を潰したもの、槍は穂先を外したもの。大怪我する心配が無い上に、回復魔法の準備も運営が万全にしてあるってことなら心配いらないしな。経験値を稼げば自動的に強くなるこの世界なら!おれだってやれる!」
 突然強気に出る緑崩。むしろ参加に否定的だろうと思っていた璃緒が乗り気であること、そして怪我しても自分で治せるという安心感から、出場を決意した。
 「うし、なら出場登録しにいこうか。大会は五日後、それまでに一対一の特訓だな!」

 前回書き忘れてた話。カルボナーラについて。
 近所のお店で出てくるカルボは、クリームとかかかってなくって、卵を和えた感じになってる。小さい時からそれをカルボナーラだと思って食べてたから、テレビで観るクリーミーなカルボナーラを見たときは、「これはカルボじゃない」とか思ってた。んで、親から「こっちが一般的なカルボナーラ」と言われて驚いたなぁ。近所の店のカルボ、おいしいんだけどね。

 でも、ドラクエの世界っていいよね。絶対に勝てる相手をひたすら狩り続けるだけでレベルアップして能力があがってくんだから。どう考えてもスライムをひたすら狩り続けたってそこそこまでしか力なんて上がらないし、かしこさなんてあがらないはずなんだけどね。そんな思いから、そういう世界だということを活用して短期間で強くなるご都合主義な感じになったねw

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