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いわゆる一つの萌え要素の為の場所
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 それから町の人たちから情報を集めようと部屋を出た。廊下に出ると隣のドアが開いた。中から男が出てくる。
 「こんにちわ」
 璃緒が話しかける。一晩は隣に泊まるのだなどと話しかけた。
 話の中で、彼の向かいの部屋に泊まっている男はあるものを作ろうとして怪我したと言っていた。魔法の玉というらしいがあんな怪我をするほどとは物騒なものなんだろうと語った。
 彼から聞いた話で目立ったものはそれくらいだった。別れて宿屋を出る。日没までは三四時間ほどはあるだろう。
 それからも聞き込みを続けた。しばらく続けているうちに勇者の話を聞くことができた。勇者は来年王に旅立ちの許可をもらい魔王討伐の旅路につくらしいということだった。そしてアリアハン大陸にいる若者の中には旅のお供をするべく武器防具を調え鍛錬を積む者もいるということ、更には海を越えてアリアハン大陸にやってきた者もいるとのことだった。三人もそういう連中だと思われたので、そのまま否定せずにおいた。そのほうが説明が簡単であるからだ。
 大体聞ける話は出尽くしたろうと思ったので、宿屋に戻ることにした。
 部屋に戻って座った。
 「重要な内容は勇者の件くらいかしら」
 「だな。アリアハンが昔全世界を治めてたってのはひょっとしたら役に立つかもしれないな。他は―」
 「教会のおばあさん~」
 瑠奈の言葉に二人が笑いだした。
 「アリアハンの国は 海に囲まれた 大陸なのじゃ」と話してくれた老婆だ。そりゃまあ海に囲まれてるでしょうよ大陸だもの、そうみなが思ったのだった。
 「今日はゆっくり寝よう。明日はまた魔物の相手だから」
 璃緒は続けて言う。
 「とりあえず、明日の宿代くらいは稼がないと路頭に迷っちゃうわ。できればどうのつるぎくらいは買いたいけど、仕方ないから私と緑崩のひのきのぼうを買うことが明日の目標ね」
 緑崩は頷いた。瑠奈も異論はないようだ。
 ひのきのぼうが5ゴールドなので、16ゴールド必要だ。残り12ゴールドくらいいけるだろう、死んだら死んだその時だしな。そこまで考えて緑崩は思考を夕飯に切り替えた。

 これからレベル上げです。まあちょこちょこ伏線となるというか、物語に必要な情報が入ってくる部分です。
 大体三人ともドラクエⅢの世界がどんなとこなのかってのはわかってる。それこそ細かいお金や魔物の情報も知ってるものがあったりする。だから町での情報収集は知識が正しいかの確認と勇者の現状を確認することが主目的だった。だから、初心者が聞かなければならない情報であるナジミの塔や岬の洞くつの話は確認するだけでよかった。それよりも「海以外に囲まれた大陸なんてあるんだろうか?」ということのほうがインパクトが大きかったわけだ。まあ単に面白かったから入れてみただけだけど。
 これからしばらくレベル上げで、ようやく二日目突入です。装備がきつい・・・スライムの攻撃すら結構痛いんだ。打撃が期待できないから武器が揃うまで瑠奈のメラしか役に立たない状態が続く。
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