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いわゆる一つの萌え要素の為の場所
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 三人が宿屋に帰ると、カイはもう部屋にいた。
 お茶を飲んで一服をした後、四人で道具の整理をする。やくそうやどくけしそうを四人の道具袋に同じだけ入れ、携帯食料を詰め込んだ。
 道具整理を終え、四人は部屋を出た。怪我をしている別室の男を訪ね、魔法の玉造りに成功したことを報告し、再び礼をした。そして明日アリアハンを発つことを告げた。男も怪我が治り次第この町を発つと言った。
 男の部屋を出ると、カイがいい店があると言い、そこで夕飯を食べようと提案した。三人はその提案に賛同し、カイの後について宿屋を出た。
 宿屋から五分歩くと店に着いた。店に入り、四人掛けのテーブル席に座った。
 ウェイトレスが四人分の水を持ってくる。そのウェイトレスがカイに話しかけた。
 「ありゃお客さんお久しぶりだね。前は毎日来てくれてたのにどうしてしまったのかね。あら、今日はお友達もいるんだ」
 その口調はまさに立て板に水、流れるように言葉が紡がれる。
 その声を聞いて緑崩と瑠奈が驚いたようにウェイトレスを見上げる。赤い髪をショートカットにした瞳の大きな女の子だ。年のころは17、8歳といったところだ。目鼻立ちの整った、快活な印象を与える。驚くほどの美少女、というわけではないが、誰が見ても可愛いと思う容姿をしている。
 しかし、緑崩が、そして瑠奈が最初に思ったことはそういうことではなかった。
 「最近はこいつらと一緒に行動しててな。明日旅に出るから最後にと思ってな」
 「おー最後にうちに来てくれるとは嬉しいねえ~。よぉーし、今日はサービスしちゃおう」
 ウェイトレスは走って厨房の奥へと入っていった。
 見えなくなってから、緑崩は瑠奈と顔を見合わせた。
 「あの店員・・・・・・」
 「うん・・・声がほっちゃんにそっくりだったね~」
 「だなぁ・・・びっくりした」
 その会話を聞いてカイが訊ねた。
 「その、『ほっちゃん』というのは誰なんだ?」
 それに対して璃緒が答える。
 「緑崩がご執心の女性よ」
 「そうか、緑崩にはそんな人がいるのか」
 「いや、そういうことではないんだけどね・・・」
 先ほどのウェイトレスが戻ってきた。
 「これはサービスの特別製だ。他の客から隠して食べな」
 つい、緑崩ははウェイトレスを凝視してしまった。
 「あれ?お客さん、甘いの苦手?だったらポテトフライにする?盛るぜぇ!ちょー盛るぜぇ!」
 「いや・・・・・・えっと・・・」
 こうしてアリアハン最後の夜は過ぎてゆく。

 話の中ではまだ9月。とらドラ!は放送してません。よってみのりんのことを知らないのです。と、一応時間軸については考えてますよっていうアピール。出したいネタまで出してそこで切る。あれ以上話を続けられないからってことと、ネタを際立たせたいからという理由でああいう終わり方にしてみた。こんなのも変じゃないんじゃないか、って思ってやってみた。色々実験してわかりやすい文章とか構成を試行錯誤してみようと思ってる。
 つくる、を造るにするか作るにするかで迷った。推すか敲くかで迷うw
 ちょっとずつは文章力とかうまくなってるだろうか。大体このブログは殆ど見る人がいない。そんなことはわかって書いてる。なら消すとか、書かないとかすればいいじゃないと思うかもしれないし、自分でも思う。じゃあなんで書くかというと、そうしないと書かないからだ。なんとなく思いついたから形にしておきたいけど、普通に書いてHDDの中に入れておくだけではやらなくなる。そもそも誰にも見られないものを創ってるのってなんとなくイタイ感じがした。
 実際晒してもイタイには変わりないかもしれない。黒歴史はイタイ。だけど、晒さない黒歴史はイタイだけだが、晒した黒歴史はネタになる。そう信じよう。
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