いわゆる一つの萌え要素の為の場所
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アリアハンを出発した四人はレーベで小休止をとり、いざないの洞くつへ向かった。レーベより東に向かうとアリアハン東部の丘陵地になる。
アリアハン東部の丘陵地はアップダウンが激しい。丘を登り丘を下り、長々と道が続く。昨今は人があまり訪れることがないため、そこに自生している草木が自由にその根を伸ばし、葉をひろげている。その為この辺りを訪れるものは足元の草に足を絡めとられ、歩くのに難渋する。また、生い茂る草は小さなバブルスライムの身を隠し、気付かずに毒に冒されるという危険が付きまとうことになる。いざないの洞くつへ向かう者が今まで現れなかったのは、鎖国政策によって築かれた壁だけでなく、この天然の防壁に因るところも大きいのであった。
この丘陵地には時々林のように木々が生い茂っている箇所がある。視界が悪く、大人数での行動が制限されるため、アリアハン東部の難所となっている。かつて旅の途中で力尽きた商人や旅人たちの多くがこういった林で魔物の奇襲を受け、その命を失った。
四人もこの林に入った。じめじめしていてバブルスライムが多い。その点に注意しながら歩く。
「ホントにバブルスライムが多いわね。みんな、気をつけてね、どくけしそうだってそういくつもないんだから」
「わかってるって。ちゃんと下にバブルがいないか確かめながら進めばいいんだろ?」
璃緒の言葉に緑崩が投げやりに返事を返す。しかし、本当の脅威は下ではなかった。
「カイ君伏せて!」
瑠奈が叫んだ。カイも異変に感づいて反射的にしゃがみこむ。
カイの頭の上を炎が走る。メラである。
続けざまにメラが飛んでくる。四人は木を壁にしてメラを防ぐ。
「ひい、ふう、みい・・・左によつ」
緑崩が敵の数を数えた。三時の方向に三人、正面やや右、一時の方向に一人の合計四人のまほうつかいだ。距離が遠いので直接攻撃はできない。近づくか、瑠奈の魔法に任せるかどちらかだろうと考える。いずれししても隠れているうちに、とピオリムをかけた。
火線が飛ぶ中隙を見つけて瑠奈が顔を出した。三時の方向の敵をギラで一掃する。これで敵は残り一人である。
どうだ、といわんばかりの顔をしている瑠奈だが、急に後ろにひっぱられた。その顔のすぐ目の前を火線が通り過ぎる。
「ちゃんと周りを見てないと危ないって」
瑠奈を抱えながら緑崩が言う。
カイが走る。メラを撃ってできた隙を狙ったのだ。
しかし、距離がありすぎた。まほうつかいはカイに向けてメラを放つ。
カイはぎりぎりで木の陰に身を隠す。
「勝った」
そうカイがつぶやいたと同時に、璃緒がまほうつかいに向けてどうのつるぎを振り下ろした。なすすべもなく斬撃を叩き込まれるまほうつかい。まほうつかいは地面に倒れ伏した。
まほうつかいをなんとかしりぞけた四人は再びいざないの洞くつに向けて歩き出した。
アリアハン東部の丘陵地はアップダウンが激しい。丘を登り丘を下り、長々と道が続く。昨今は人があまり訪れることがないため、そこに自生している草木が自由にその根を伸ばし、葉をひろげている。その為この辺りを訪れるものは足元の草に足を絡めとられ、歩くのに難渋する。また、生い茂る草は小さなバブルスライムの身を隠し、気付かずに毒に冒されるという危険が付きまとうことになる。いざないの洞くつへ向かう者が今まで現れなかったのは、鎖国政策によって築かれた壁だけでなく、この天然の防壁に因るところも大きいのであった。
この丘陵地には時々林のように木々が生い茂っている箇所がある。視界が悪く、大人数での行動が制限されるため、アリアハン東部の難所となっている。かつて旅の途中で力尽きた商人や旅人たちの多くがこういった林で魔物の奇襲を受け、その命を失った。
四人もこの林に入った。じめじめしていてバブルスライムが多い。その点に注意しながら歩く。
「ホントにバブルスライムが多いわね。みんな、気をつけてね、どくけしそうだってそういくつもないんだから」
「わかってるって。ちゃんと下にバブルがいないか確かめながら進めばいいんだろ?」
璃緒の言葉に緑崩が投げやりに返事を返す。しかし、本当の脅威は下ではなかった。
「カイ君伏せて!」
瑠奈が叫んだ。カイも異変に感づいて反射的にしゃがみこむ。
カイの頭の上を炎が走る。メラである。
続けざまにメラが飛んでくる。四人は木を壁にしてメラを防ぐ。
「ひい、ふう、みい・・・左によつ」
緑崩が敵の数を数えた。三時の方向に三人、正面やや右、一時の方向に一人の合計四人のまほうつかいだ。距離が遠いので直接攻撃はできない。近づくか、瑠奈の魔法に任せるかどちらかだろうと考える。いずれししても隠れているうちに、とピオリムをかけた。
火線が飛ぶ中隙を見つけて瑠奈が顔を出した。三時の方向の敵をギラで一掃する。これで敵は残り一人である。
どうだ、といわんばかりの顔をしている瑠奈だが、急に後ろにひっぱられた。その顔のすぐ目の前を火線が通り過ぎる。
「ちゃんと周りを見てないと危ないって」
瑠奈を抱えながら緑崩が言う。
カイが走る。メラを撃ってできた隙を狙ったのだ。
しかし、距離がありすぎた。まほうつかいはカイに向けてメラを放つ。
カイはぎりぎりで木の陰に身を隠す。
「勝った」
そうカイがつぶやいたと同時に、璃緒がまほうつかいに向けてどうのつるぎを振り下ろした。なすすべもなく斬撃を叩き込まれるまほうつかい。まほうつかいは地面に倒れ伏した。
まほうつかいをなんとかしりぞけた四人は再びいざないの洞くつに向けて歩き出した。
まだロマリアには着かないw
今回やりたかったこと:遠距離戦。障害物を使って身を隠して遠距離戦をしようとするとまほうつかいくらいしかなかった。
ちょっとわかりにくかったかも知れないので補足。緑崩は木の陰に隠れていてやることがない→ピオリムでもしとけ。これがのちのちに役立つわけですな。すばやさがあがったことで瑠奈を避けさせるのに間に合い、カイと璃緒が近づく手助けにもなった。カイがおとりでメラを撃たせて二列目から璃緒が飛び出して切り込む。カイのチャージによってまほうつかいの視界から璃緒が消える。それで不意をついて一撃。やっぱこうやって二列目が前を追い越す動きとかいいじゃんね。それとカイの動きに注意を向けさせて璃緒がフリーになるという動き。黒子のバスケにいうミスディレクションだね。そういうのを狙ってみた。意外と黒子好きだなぁ。
今回は瑠奈がうっかりメラに当たりかけるところが唯一の萌えポイントw
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