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いわゆる一つの萌え要素の為の場所
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 ロマリアは海洋国家である。大陸から南に突き出したロマリア半島に位置し、北はカザーブ、海を挟んで南にイシス、西にポルトガ、東はアッサラームがある。ロマリア半島の西岸東岸両岸から獲れる海産物が豊富で、それを使ったロマリア料理は有名である。
 「・・・・・・とはいえ、なんでこんなにも早くから市場にいるわけ?」
 璃緒は半目でカイをにらみつけた。
 カイはそんな璃緒には動じず、
 「ロマリアの朝市は有名だからな。朝市で朝食を済ませるのがロマリアの朝の鉄板だ」
 誇るように言うカイ。それを見て璃緒は何も言えなくなった。
 「眠い~」
 「つーかさぁ。今日朝市来る必要あったかなぁ・・・」
 後ろを歩く二人がぼやいた。
 「言ったろ、ロマリアのいいところを案内してやるって」
 「言ったけど~・・・・・・何も遠征後すぐ次の日じゃなくても~」
 「脚の疲労が抜けない・・・・・・」
 今日はアリアハンから長躯ロマリアまで歩いた翌日である。特に体力のない二人には辛かった。
 「あ、緑崩、これおいしそうよ」
 璃緒は緑崩を引っ張り露店の料理を見せた。
 「おお、マリネか。おいしそうだなぁ・・・なんの魚だろ」
 「どれどれ~。ん~ヒラメっぽいね~」
 瑠奈が緑崩の肩越しに料理を見て言った。
 「あ~、こっちもおいしそ~」
 緑崩と瑠奈は露店にある食べ物を選んでいる。
 「こっちのもおいしそうだよ~」
 「おkおk、どれどれ」
 手を振る瑠奈の後を追って緑崩も別の露店へ歩いて行った。
 「元気じゃねえか」
 「まあ、そんなものよ」
 「そんなものか。・・・璃緒はいいのか?朝市見て回らなくて」
 少し思案して、璃緒は言った。
 「どこかおいしいところ、ある?」
 「そうだな、俺がよく食べていた店があるんだが、そこはおいしいな」
 「じゃ、そこ食べたいわね」
 「よし、じゃあ案内しよう」

 ロマリアって三方を海に囲まれてるから、必然的に海産物が食事の中心になるんじゃないかと思った。更に、海塩に恵まれてその貿易で豊かになったんだ、みたいなことを考えた。だけど、よくよく考えたら殆どの国が海に面してるんだよねwカザーブ以外の国が全て海に面してる。地図で見る限り、海に面していなさそうな国や町はカザーブ、イシス、サマンオサ、テドン、竜の女王の城くらいだった。地理的にはカザーブとイシスくらいしかロマリアが塩を取引しそうな国はなさそうだなぁ。カザーブはノアニールのほうが近いし、イシスは取引するくらいなら海岸で造ればいいってことになっちゃうw歴史的には塩を握るってのはかなり重要なんだけどね。国が塩の専売をすることで巨万の富を手に入れたり、塩の産地である国が強国になったり、強国から狙われたり。このゲームでは殆どの国が海に面しているのでそういう問題があまり起きないなぁ。
 さて、これからどうやって王様のところに行こうかwアリアハンは王様を素通りできたけど、ロマリア王は謁見させないとカンダタと無益な戦いをすることになってしまうからなぁ。
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