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冬だし温泉に行こうということで、とある温泉宿に行った三人。そこで盗難事件に遭遇した。それまでの話は置いといてその話を聞いた後からの話をしよう。
「カバンが盗まれたって?」
璃緒が驚いたように言った。これは少し前に探偵を自称する男から瑠奈が聞いてきたことである。その時璃緒と緑崩は今いる部屋にいたので知らなかったことだ。それを聞いた緑崩が言う。
「んじゃ行ってみて話しを聞いてみるか。情報がないと不安だし」
「そうね。盗られて困るものだけもって出ましょうか」
瑠奈の案内で実際に被害に遭った部屋の前まで行くと、男が立っていた。細身の体で顔に髭をたくわえ、旅館の浴衣を着ている。その男に瑠奈が歩み寄り声をかけた。
「探偵さん、なにかわかりましたか?」
「ああ、他の客に話を聞いたところだ。他にいたのは五人。ちなみに被害者は旅行に来たという女性二人組だ。幸い金庫に入れておいた財布などは無事だったらしい」
「カバンが盗まれただけってことですね?下着などが入っていたのですか?」璃緒が丁寧な口調で質問した。
「いや、衣類は別のカバンに入れてあるそうで、そちらは無事らしい。盗まれたカバンには館内で使うものだけが入っていたらしい」
「ちなみにあなたはなんでいるんですか?他の調査ですか?」緑崩が問う。
「こういう仕事だからそう易々とは教えられないがが、まあ別件だ」聞き様によっては疑ってるようにもとれる質問にも語気や表情を変えずに返答する。
「他のお客さんはなんて言ってました?」緑崩がさらに聞く。
「ああ、ちょっと待ってくれ。ええっと・・・・・・先に部屋を言おうか。他の五人は女性二名男性三名。一人の女性が一番端の紗響の間で、もう一人は羽琴の間。被害者が真ん中の桜の間。男性三人はそれぞれ一人でそれぞれ砂恵の間、有敬の間、雨峡の間だ。ここまではいいかな?」
「はい、大丈夫です」
「よし、じゃあ聞いてきた話だが、コピーしてもらってくるから君たちにあげよう。推理でもして犯人を見つけてくれ。わたしは忙しいのでな」
「はい、じゃあお仕事頑張ってください」
ちなみに駆使図の答えが違っててもクイズ自体がおかしくっても寛容な目でみて下さい。この手の問題をテレビで見て、ここでもやってみようってなっただけですので。